ハーブの成分丸ごと入ったハーブチンキって何?
ハーブの成分(フィトケミカル)の取り入れ方法のひとつに
ハーブチンキがあります
ハーブの水溶性と脂溶性の成分が丸ごと抽出された
優れものです
漬け込むハーブによって ヘルスケア ストレスケア
ビューティーケアにと活用でき 作り方もとってもシンプル
今日はそのハーブチンキについてお話したいと思います
ハーブチンキとは?
ハーブの花、葉、根などをアルコールに浸し、
有効成分を抽出したものをハーブチンキと言います
太古の昔からメディカルハーブを取り入れる方法として
活用されてきました
内用としては お湯や炭酸、ハーブティーなどに入れて飲んだり
外用には 傷の消毒や感染予防 家の掃除
精製水やフローラルウォーターでうすめて
スキンローション・ヘアトニックなどとして
目的別ハーブチンキを作ることができます
ハーブチンキの作り方
≪材料≫
・ハーブ(ドライがおすすめです)
・ウォッカ(度数25度~40度位がお勧め)
・ジャム瓶
・遮光瓶(保存用)
・ガーゼまた茶こし
・ラベル
*ガラス容器、遮光瓶は必ず煮沸消毒してください
≪作り方≫
ガラス瓶の3分の1から半分くらいまでの量のハーブを入れます
(ハーブの量は種類によって異なります)
次にウォッカをハーブ全体が浸るまで注ぎ入れます
しっかりと蓋をして 日付を書いたラベルを貼ります
2週間ほど直射日光の当たらない場所で
(真夏は高温にならないよう、
真冬は比較的暖かい部屋に)
1日1回瓶を振ってあげましょう
2週間たったら 茶こしやガーゼなどで濾し
ハーブを取り除きます
遮光瓶などに移し、日付のラベルを貼ったら出来上がりです
ハーブチンキのメリット
1⃣シンプルな使用方法
口に直接滴下するか(アルコールがガツンときます)
水などに薄めて飲みます
1回につき1〜5mlくらい 1日に3回までをめどに
2⃣体への吸収が早い
口から直接吸収されるのでハーブティーに比べて吸収が早いです
特に上気道カタルや口腔内のケアに最適で
タイム・セージ・ペパーミントで作ったチンキは
水で薄めてうがい薬として使えば感染症予防に効果的です
3⃣長期保存が可能
冷蔵庫などで保存すれば1年以上の保存が可能です
4⃣いつでも使える(持ち運べる)
ハーブティーを淹れる環境でないとき
外出先などでも小瓶に小分けしたハーブチンキを
持って入ればすぐに使うことができます
私は出張先に リンデンとオレンジフラワーのチンキを持参し
就寝前に飲んでいます(環境が変わると寝付けない事
が多いので)
持ち運びにするにはスポイト付きの小瓶が便利ですね
ハーブチンキのデメリット
そんないいこと尽くしのハーブチンキですが
デメリットもあります
度数が高いアルコールを使うことによって雑菌の繁殖
が防げ長期保存が可能なのですが、体質的にアルコールがダメな方
乳幼児には不向きと言えます
アルコールが苦手でない方でも
40度近いアルコールを使用したハーブチンキは
かなり強力です
次回のブログでは ハーブチンキのアルコール飛ばす方法
について お伝えしたいと思います
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